
こんにちは!ココブロ(@cocoblo202037)です♪
裁判の傍聴にちょこちょこ行っています。
私の友人に、裁判の傍聴マニアがいます(笑)20代のかわいい女の子です。
私が主婦になってから、「ねぇ、傍聴行こうよ~!案内するから!」とかなりのお誘いを受けたので一度行ってみることに。
結局、その友人とは傍聴始まりから遊びに行くというコースが定番となり、昨年から今年の初めまでに5回ほど一緒に傍聴しました(笑)
ここでは傍聴ハウツーをお伝えしますね。

裁判の傍聴って、なんか緊張するね!!
目次
裁判の傍聴手順
入館
裁判所の入り口に、手荷物検査ゲートがあります。
関係者用と一般用がありますので一般用に入ります。(東京地方裁判所は右側)
空港の手荷物検査のような感じで、手荷物をかごに入れて渡しゲートを通って終了!
氏名や住所の記入などは一切ありません。

案外あっさり入れるんだね!
タブレットで傍聴する裁判を選ぶ
ゲートを抜けてまっすぐ進むと目の前にタブレットが数台設置してある台があります。そこで案件を選びます。
法廷はワンフロアに20くらいはありますので、膨大な数の裁判が行われています。
刑事と民事では刑事を選びましょう!
案件は「新件」「審理」「判決」がありますが、「新件」がおすすめです。
- 新件は第一回目なので、どんな事件なのかがわかります。
- 審理は裁判の途中なので、事件の概要が掴みづらいです。
- 判決はあっさり、すぐ終わってしまうので言い渡しを見るのみです。
また、事件の種類ですが「覚せい剤」「わいせつ」「強盗」「殺人」などさまざまです。
気になるものがあれば部屋番号と案件をメモしていざ法廷へ!
※写真を撮ることは禁止されているので、紙とペンは必須です。

ドキドキしてくるね!!
いざ、法廷へ!!
ワンフロアにたくさんの部屋があります。
なんとなく、病院のような、大学の講義室を彷彿させるような雰囲気です。
法廷は、着席しなければなりません。ドアに中の様子が覗ける小窓がありますので、席が空いているか外側から確認しましょう。
ちなみに、なぜか「わいせつ」の裁判は人気で入りづらいです。法廷の外に人があふれている場合は満席の可能性大!きちんと中を確認してから入室しましょう。
絶対に見たい!という裁判は早めに行って席を確保することをおすすめします。
傍聴のルール
法廷に入ったら私語は厳禁!少しでも話してはいけません。
出入りは自由なので、途中から入ってもいいし途中退室もOK。
ただ、ドアが閉まる音はけっこう大きいので静かに開閉してくださいね!
もちろん、撮影はNG!!

出入りする人が多いと、
気が散っちゃいそうだもんね。
裁判所の雰囲気
裁判官
やさしそうな人や厳しそうな人さまざまです。
私見ですが、覚せい剤や大麻使用といった案件の裁判官は厳しい人が多かったです。
「あなた、それでやめられると思ってるの?」
「本気で言っているんですか?」
かなり率直に質問していました。
確かに、被告人の陳述は甘い意見のものが多い印象でしたが・・。
薬物の裁判が多いので、たくさんの再犯者を見てきたからこその意見だったように思います。
検察・弁護士
めちゃくちゃ早口の方が多いです。
正直、何を言っているかわからないこともしばしば。
でも、私が最初に見た裁判は運よく裁判員裁判の「新件」だったのでめちゃくちゃわかりやすかったです。
裁判員裁判の場合は、素人でもわかるようにかみ砕いて説明してくれるので素人にはとても勉強になりました。
初めて行く人は、裁判員裁判に当たったらラッキー!
被告人
正直言うと、見るからに怪しい人がほとんどでした。
私は「強盗」「覚せい剤」「大麻」「わいせつ」「死体遺棄」の裁判を傍聴しましたが、見た瞬間から街でいたら離れるタイプだな、と思いました。
「覚せい剤」「大麻」については、男性と女性でかなり印象が違いました。
女性の方が感情的になって泣いてしまうような場面も見受けられました。
執行猶予が出た被告人が、法廷を出た後普通に裁判所内を歩いている姿に最初はびっくりしました。
さっきまで「被告人」だったのに、判決が下りた後は一般人に混ざってふつうにカフェにいたりするので驚きます。
傍聴者
どんな人が傍聴しているか気になりますよね?
私みたいな主婦は稀でした。
年齢層は50代~70代くらいの男性が多いです。マニアと呼ばれる方々、ノートとペンを持ってきて勉強している方もいます。
あとは、老夫婦の姿もよく見かけます。
もちろん、法律の勉強をしていそうな学生さんもいます。
若い女の子はあまりいない印象ですが、特に変な目でも見られません。
ちなみに、傍聴芸人として有名な阿蘇山大噴火さんはかなりの確率で見掛けます。
裁判員
だいたいの人は夏場でもマスクをしていました。
友人の話だと、あまりにもひどい事件の時に気分を悪くして退席する方もいるようです。
一般人が事件の詳細を知るのは精神的負担がけっこうきますよね。。
大きな事件は抽選
抽選の方法
私が行った日は強盗の事件でした。
「〇時から抽選権を配ります」
といった紙が掲示板に貼ってありますので、30分くらい前に並びに行くとすでに10人以上並んでいました!
時間が来たら係の人が抽選券を配ってくれ、券には番号が書いてあります。
結果は、ボードに張り出す形式です。まるで、試験の合否結果を見ているような雰囲気でした(笑)
けっこうな倍率でしたが、私と友人は運よく傍聴券を手に入れました!
傍聴マニアの方は、外れて悔しがっている学生に券をあげている姿も見かけました。
抽選した裁判の入り方
通常通り、部屋番号を確認して向かいます。
そうすると、部屋の前にゲートが出来ていて、もう一度手荷物検査とボディチェックをされます。
ここでは、手荷物全て預けなければなりません。貴重品からスマホまですべてです。
好きな席に座れますが、マスコミのカメラが後ろに何台も並んでいて他の裁判とはまるで雰囲気が違います。
まとめ
ペンとノートorメモ用紙など筆記用具は必ず持っていきましょう!
写真が撮れないので、見たい裁判を書いてメモしましょう。
法廷に入ったら私語をせず、入退室も静かに行うこともお気を付けください。
もし、抽選の裁判を傍聴したい場合は掲示板でチェック!
傍聴している人は様々ですが、みんな傍聴しに行っているので他の傍聴者には興味を持ちません。
私も最初は緊張しましたが、世の中の事件のその後を知ることができたのでなんだか勉強になりました。
本当に、日々事件が起きていることを実感します。
私はニュースを見て「こんな事件があったんだ、怖いなぁ」と思うだけでその後を知ることはありません。
しかし、実際に法廷に行ってみると法の下で裁いてくれる人たちを見てこうやって世の中が成り立っているんだな、と実感することもできます。
法律に詳しくなくても、雰囲気だけでも味わうことで社会勉強をしている気分です。
ルールを守れば誰でも傍聴できますので、興味がある方はチャレンジしてみてください!




