
今日は私が体験した奇妙な病気についてお話したいと思います。
むしろ、私もその行為が「病気」だったと知ったのは数日前なんですが(笑)
無意識にやっていた「私だけのクセ」だと思っていましたが、違った様です。
無意識に髪の毛を抜いてしまう病気「抜毛症」の症状についてご紹介したいと思います。

まさかアレが病気だったとはね!!
目次
自ら髪の毛を抜いてしまう心の病気「抜毛症」とは?
概要
抜毛症では、繰り返し毛髪を引き抜き、結果として脱毛が生じます。
抜毛症の人は、毛を抜く直前に緊張感や不安を抱いていて、毛を抜くことで、そうした感情が和らぐことがあります。
一般的に症状の重症度は変動しますが、症状が生涯続く場合もあります。
毛髪が少なくなるほど強迫的に毛を抜いていて、毛を抜く行為をやめようとしてやめられず、そのために強い苦痛を感じているか、日常生活に支障をきたしている場合に、この病気の診断が下されます。
抜毛症に焦点を合わせた認知行動療法と、特定の抗うつ薬などの薬剤の使用が、症状のコントロールに役立つことがあります。
抜毛症は強迫症の一種です。この病気の人は、美容以外の理由で毛髪を強迫的に引っ張ったり、引き抜いたりします。つまり、自分の外見をよくするために毛を抜いているわけではありません。通常は頭皮、まゆ、まぶたの毛が抜かれますが、あらゆる部位の体毛が対象になりえます。
抜毛症は思春期の直前または直後に始まるのが典型的です。抜毛症は人口の約1~2%にみられます。抜毛症の成人患者の約90%は女性です。
症状
どこの毛がどれだけ抜かれるかは、人によって異なります。抜毛症の人では、数カ所の毛が完全になくなることもあります。まつ毛やまゆ毛がなくなることもあります。毛が薄くなるだけの人もいます。時間が経つにつれて、毛髪を抜く部位が変わる場合もあります。
いくらか無意識に、それについて考えることなく毛を抜いてしまう人もいます。一方で、この行為をより意識的に行う人もいます。
抜毛症の人は(醜形恐怖症の人がそうであるように)自分の外見に不満があって、それを直すために毛髪を抜くわけではありません。しかし、毛を抜く直前に緊張感や不安を抱いていて、毛を抜くことで、そうした感情が和らぐことがあります。そうすることで、満足感が得られることもあります。
毛を抜く行為には多くの行為(儀式)が伴うことがあります。抜くべき特定の種類の毛を苦労して探すこともあります。毛を抜いた後に、指にはさんで転がしたり、毛の房を歯にはさんで引っ張ったり、毛をかんだりすることがあります。多くの患者が抜いた毛を飲み込みます。飲み込まれた毛が塊になって、胃や消化管のその他の部分で動かなくなることがあります。このような塊は毛髪胃石と呼ばれ、これにより、すぐに満腹感を覚えるようになったり、吐き気、嘔吐、痛みなどの消化器症状が起きたりすることがあります。
抜毛症の人の多くは、繰り返し皮膚をむしったり、爪や頬の内側をかんだりするなど、体に関連する反復行為も行います。また、抑うつがみられることもあります。
自分の外見や自分の行為を自制できないことに困惑したり、恥じたりすることがあります。かつらやスカーフを着けて脱毛を隠そうとすることもあります。脱毛を隠すために、より広い部分から毛を引き抜く人もいます。他者に脱毛を見られる状況を避けることもあります。典型的には、家族以外の人前で毛を抜くことはありません。自制心を失うことで苦痛を覚え、通常は毛を引き抜く行為を何度もやめようとすることもあります。
ほかの人やペットの毛を引き抜いたり、衣服や毛布などの織物から糸を引き抜いたりする患者もいます。
抜毛症の人は一般的に、毛を引き抜く行為をやめようとしたり、頻度を減らそうとしたりしますが、その試みは成功しません。
一般的に症状の重症度は変動しますが、症状が生涯続く場合もあります。
ストレス
私は姉が中学受験していたこと、また、塾に通っているのがかっこよく感じていたので(笑)最初は中学受験に対して悪い印象として捉えてはいませんでした。
小学4年生の終わりくらいに塾に通い始め、最初は学校以外の友達ができて楽しく通っていました。
小学5年生になると、今まで優しかった先生たちの指導も厳しくなっていきます。
毎週末にテストがあり、その結果も張り出されランキング形式でみんなに見られるストレス。
最初は楽しかったはずが、
- 厳しい指導
- 難しい勉強
- 小学校の友達が遊んでいる中、自分だけが勉強している
という大きなストレスが掛かっていました。
私は埼玉県の田舎の育ちなので、学年でも中学受験をする子は少なく、同じクラスでも中学受験を目指している子は30人中2,3人でした。
私は受験をしない子たちととても仲が良かったので、小学5年生になってやっとみんなと一緒の中学校に行けない寂しさがわかりました。
さらに、地元でも「間違えたらビンタする」といった厳しくて有名な塾に入ってしまったので、間違えることの恐怖がずっとありました。
もちろん、宿題もかなりの量がありました。
宿題が終わらない時は、小学校にテキストを持って行って休み時間や放課後にやったりもしました。
それでも、間違えていたら怒られ塾で泣かされることもしばしば。。
我ながらよく頑張っていたと思います(;^_^A
でも、周りの大人の言うことが絶対!という空気と他の子がぐんぐん成績を伸ばしていく中で「辞める」という手段がありませんでした。
(何度か母と辞める辞めないでケンカをしたこともあります)
突然出てきた変なクセ
そんな暮らしの中で、気付いたら髪の毛を抜いてしまう癖が出てきてしまいました。
頭頂部の髪の毛を抜いて、机や壁に貼り付けていました。
(今考えても恐怖!!笑)
姉は同じ部屋だったので、笑いながら
「あんた、髪の毛集めるのやめてくれない?カツラみたいで気持ち悪いんだけど。」
と注意してきました。
私は無意識で髪の毛を抜いて、無意識でその「カツラ」を作っていました。
指摘されたときに「こんなの作ってたんだ」とその時初めて認識しました。
注意されても受験が終わるまでは治りませんでした。
髪の毛を抜いている間はストレスから解放されていたように思います。むしろ、心ここにあらずなので、「無」の境地だったんだと思います。
小学5年生から約2年間髪の毛(眉毛も)抜いてしまいました。
その結果、頭頂部(なぜか決まったところばかり)の髪の分け目が大きくなっていました。(悲惨)
受験終了後の症状は?
受験が終わって勉強をしなくなってからは、そのクセは全くと言っていいほど出てきていません。
無事中学に入学して、新しくできた友達に
「ココブロちゃん、なんか他の人よりアホ毛多くない~??」
と言われ、抜いた部分に新芽が出てきていることを悟りました(笑)
「受験の時によくそこら辺の髪の毛抜いてたから今生えてきてるっぽい!」
私の発言にみんな笑いながらもドン引きしていました(笑)
中学以降は試験前でも「無意識に髪の毛を抜く」行為はありません。
最近になって気付いた抜毛症だったという事実
そんなことがあったのも忘れていた最近、旦那さんと受験の話になり

私、中学受験の時勉強しながらカツラそこらへんに作ってたんだよ~(笑)

何それ!絶対病気じゃん!(笑)初めて聞いた!!
病気!!?考えもしなかったので、ネット検索すると出てくる出てくる・・・!!
「抜毛症」という、受験生に多い症状のようです。まんまと私もなってしまいました(苦笑)
元々勉強嫌い&地元の友達が好きだったこともあり相当なストレスが溜まってしまったんですね。。
今までの人生で小学5,6年生が一番勉強した時であり、一番荒れていた時期でもありました。
二度とこんな思いはしたくない!と思い中学~大学までエスカレーター式に行ける学校を選びました。
その結果ちゃらんぽらんな中学、高校時代を過ごした訳ですが(笑)
あと、もう一つ気になったことがあって、👇の記事にも書きましたが満員電車でパニック症状が出て通院していたとこがあります。
その時診て頂いた先生に
「幼少や子供の頃に両親、特に母親とうまくいっていなかったり過度なストレスを受けたことはありませんか?
詳しくカウンセリングしてみないとわからないけど、そういう経験がある人はこういう病気になりやすいです」
と言われました。
思い当たる節ありあり!人生で一番ストレスを感じてた時期!
ただ、カウンセリングには他の病院の先生にかかる必要があること、カウンセリングを受けなくても薬で症状を抑えられるということで、カウンセリングはパスしてしまいました。
ですから、詳しくはわかりません。
髪を抜いてしまう癖がある方へ
どうかストレス発散場所を見つけてください。
また、受験生のお子さんを持つ親御さんはこういった癖が出てきていないか確認してください。
受験生ではなくても、外出自粛や学校のイレギュラーでストレスが溜まっているかもしれません。
お子さんからの無意識の「SOS」が出ていないか見てあげてください。
薬や認知行動療法といった治療法もありますので、あまりにもひどい場合は専門家に診てもらってください。
ストレス解消方法も一緒に見つけてあげてください☆彡